http://kakato24.exblog.jp/13115185/
さて・・・。
WGP直前なので、各K-1ブログさんを巡回してみたら、結構、直前特集的な記事を組んでいらっしゃる。
しかし、急に増えたなぁ・・・・。これだけ増えたとなれば、私が書く必要はもうないのかも~です。
さて、今日はあまり楽しい話じゃないですが、WGP前にちょっとだけお時間を拝借したいです。
先日このブログでもお伝えしたセーム・シュルトのスパーリングパートナーが、スパーリングの直後に死亡した件について、詳しい事実を伝えているサイトから引用してお知らせします。
死亡した選手の名前は、ヴィタリ・ミトゥと言います。シュルトとスパーリングをしていたことから、おそらくはヘビー級の選手ではないかと思います。
この件といいマイクスジムの火事といい、今年のWGP、何か不吉な印象です。
ちなみに、シュルトはゴールデングローリーのルーマニア支部で練習しています。なので、これはルーマニアでの出来事です。そこはよろしく。
http://www.headkicklegend.com/2009/11/30/1180066/details-on-death-of-vitali-mitu
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より詳しいヴィタリ・ミトゥの死の真相が明らかになってきました。
ミトゥは2週間前ゴールデングローリージムで、スパーリングセッションの後倒れ、命を落しています。当時、ミトゥはセーム・シュルトとのスパーリング後にすぐ倒れたと報道されましたが、これはコーチであるデーブ・ヨンカースによれば不正確であるとされました。
検死報告によれば、死因は急性間質性肺炎(AIP)、急性肺出血、そして浮腫です。
「浮腫」、すなわちミトゥは肺内部に液体が溜まっており、重症の肺炎でした。肺出血による血液もここで言う液体に含まれています。何が第一の死因かと言えば、AIPです。珍しい肺の病気であるAIPは、極めて高い死亡率を伴っています。患者の6割が半年以内に60%亡くなり、後、さらに70%が3ヶ月以内に亡くなります。
AIPの原因は不明で、そして治療法もまだありません。
この悲劇の真相が明らかになった今、明白な疑問は「防ぐことはできなかったのか?」ということでしょう。
AIPという病気の情報を鑑みれば、その答えは多分「ノー」です。
ミトゥやトレーナーがコンディションに気がつくべきだったのではないかと思われるでしょうが、実はAIPは突如健常者を襲い、あっとういう間に進行して死に至らしめます。つまり、ミトゥが非常に珍しい病気に苦しみ、その病気が、不幸にも彼の命を奪ったということを示しています。
それでも、病気を圧してミトゥが練習に参加した原因が、レジェンドであるシュルトとのスパーリングという仕事(を重く受け止めていたこと)にあったとしたら?
悲しいことに、その答えは永遠に失われたままです。
もし、防ぐ手段があったとすれば、ミトゥ自身がかなりの注意を払う必要があったでしょうし、身体の異常をすぐに表明し、治療をすばやく受け、AIPの詳細を知る。それでも、救えなかったかもしれないのです。
検死によれば、深刻ではない外傷もあったと明らかにされましたが、それは心肺停止時の緊急蘇生措置によるものと思われます。薬物検査でミトゥはなんらかの医薬品を使用していたとのことですが、それに関する情報はありません。
ミトゥは友人、家族そしてチームメイトが参列するなか葬式が行われ、水曜日に埋葬されました。彼のトレーナーであるシピリアン・ソラは故人の高い技術と、スポーツへの情熱についてスピーチしました。
最も重要なことは、この悲劇を忘れないことです。彼は若く、キックボクシングへの情熱に溢れ、スポーツを愛し、打ち込んできました。しかしながら、彼は(この文章の読者と同様に)誰かの友人であり、そして誰かの息子なのです。
K-1王者それぞれに、1000人とは言わないまでも、100人のヴィタリ・ミトゥがいて、彼らが尽力して選手を王者にしようと望んでいるのです。
彼の死が、誰がこの業界、アスリートを支えているのかを、私たちすべてに思い出させることになりました。
それは結局、私たちのような普通の人なのです。
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WGPという大きな舞台に挑むシュルトの相手を務めるのですから、ミトゥにとって、その責任は大きかったことでしょう。
たまたま不幸が重なったともいえますが、それでもシュルトにとっては精神的に影響がないと断言できません。不動心で強さを維持するシュルトですが、今回はどうでしょうか。
このような悲しい出来事は、繰り返してほしくありませんが、
病気というのはいつどこにどのように自分の身に降りかかるかわからないということを、この事件は教えてくれました。
ネット、テレビ、新聞というメディアに依存する現代人である私は、晴れやかな大舞台の袖には、いろんな人がいて、いろんな事が起こっているということを、たまに忘れそうになります。
そういうところは全く報道されませんが、発見できる部分はブログで紹介したいですね。。。
そんな意味で、K-1クマや谷川さんがツイッターでいろいろ喋ることで、ちょっとだけ裏側が覗けるのはいいこと? かもしれません。
昨日はAKB48のハーフタイムショーの発表を谷川さんがフライングして「秋葉原のドンキホーテで何かを発表する」とツイッターに書いたため、一部の格闘ファン(MMAファン)が騒然としていたら(ドンキホーテは大晦日に選手を貸してくれるMMA団体のスポンサー)しいんですけど、すっかり肩透かしだったらしくて(笑)。
あれ、面白いですね。
でも、踊らされている方も楽しそうですな。あ、ひょっとするとMなのかな。
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