そう。あのアーツなんですよ・・・・。
見ましたか? あの「右」でのハイキック。
去年、堀を沈めたのもハイキックでしたが、これは「左」。
「右」のハイで試合を決めたのは、本当に何年ぶりかと思います。
正確にはわかりませんが。
エスドンクを、ジャン・クロードを、その他幾多のK-1ファイターをなぎ倒してきたあのアーツの「右」ハイキックですよ。
「左」のハイといえば、やっぱりミルコ・クロコップ。しかし、「右」といえばピーター・アーツでしょう。
その右が、あの日ついに香港で復活したんですよ。
最初は善戦していたペタスが敗れたことで、残念だったのですが、
スロー映像をよく見ると、「右」なんですよ。かつて、世界のキックボクサーの頂点に3度立ったあの男の。しかも、完璧なスピード。角度。あの「右」が蘇ったんですよ。
一時期、ローキックを蹴るのが精一杯だったあのアーツが、ここまで体を戻してきたんですね。
そう考えると、感動してしまうのです。
このことについて、あまり新聞、ブログ含めほとんど誰も触れていない。武蔵の金的と判定のことを馬鹿のヒトツ覚えのように谷川批判に昇華させているのみです。
思考停止に陥っている自称格闘「通」はほおっておくとして、
長いファンなら、アーツのハイには反応してしまうわけです。
去年決勝戦を盛り上げたアーツが、今年は本当に優勝を狙えるのではないかと思わされます。開幕戦でレミーとの初対決も取り沙汰されていますが、今の力を考えればフライ・ハイといえども止めることはできないでしょう。
今年の優勝候補は、アーツ。そして来年にはシュルトの持つスーパーヘビーのベルトに挑戦してほしいですね。
フグが去り、ベルナルドが去り、ホーストも去ったこのK-1のリングでいつまでもその勇姿を見ていたいです……。
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