ピーター・グラハムの超ハデあの赤いスーツは、どっかで見たことあるなぁ……と思ったら、
Dynamite!でのシュルト戦記者会見のときのものではないでしょうか。
↓2006年ダイナマイト記者会見
今回は、髪を逆立てて、サングラスして、乱闘して、
もうグラハム劇場ですね。
この赤いスーツも、決まっていてカッコイイですね。何故か文筆家を思わせる藤田の似合わないコートに比べれば、雲泥の差でしょう。
↓今回
「オリンピックのようなコンプライアンスをもつ清く正しい総合格闘技」
という名目のはずの戦極の第1回目。
グラハムが放つ、この空気の読まなさぶりはもはや芸術品です。すでに方々から「プロレスか!」と突っ込みが入ってしまっている状況です。大丈夫、気にすることはない。グラハムは日本語を読めないし。
マッチメイカーとしては、総合初参戦の選手だし、
スター候補生の藤田に与えるかませとしてグラハムを使うつもりだったのでしょうが、
なんと前哨戦では完全にグラハムが勝利してしまいました。
グラハムは、前日に乱闘を起こしてバダ・ハリを葬ったので、
そのときのゲン担ぎでやってみたのかもしれませんね。
いずれにしても、
公衆の面前でチキン呼ばわりされた藤田の試合プランが乱れることを狙っての計算された挑発であることは、言うまでもありません。
今回は、バダ・ハリのときのように挑発される側ではなく、挑発する側に回ったんですね。
なかなかに強かな男です。
藤田はすでに37歳で、特にこれといった強豪に勝利しているわけではない、並み程度の選手ですが、20試合の経験はあるので、初参戦のグラハムには厳しい条件です。
しかし、彼はやる気だし、ここで勝利を収めるようなことがあれば、
その後の格闘人生も大きく変わることに違いありません。
戦極はヘビー級の層が厚くないし、これからも厚くなりそうにないので、
練習を積んで経験を得れば、可能性は大きく広がるのではないかと思います。
それもこれも、今日、この試合に勝たなくては遠のいてしまうのですけどね。
K-1の一流相手に真っ向勝負を演じてきた「爆裂空手野朗」の真髄を魅せてくれないかなぁと、淡く期待しています。
派手で、暴れ者のイメージがつきまとうグラハムですが、実は
「俺は練習を10年間で一度も休んだことがない」と豪語する真面目な男です。
なんとか、いい試合をしてほしいです。
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