で、ミスターK-1であるピーター・アーツが自身のこと、オランダの格闘技事情まで語りました。
がんばりました。完訳です。
M-1ミクスファイティングによる、ピーター・アーツインタビュー
記者:ミスターアーツ。調子はどうだい?
アーツ:いい調子だね、ありがとう。
記者:オランダで打撃系格闘技が人気な理由はなぜ?
アーツ:打撃? それは長い間に定着したからだね。総合はここでは新しいものだから。ほとんど毎週K-1のような大会がここでは行われている。だから、オランダ人はもう馴染んでいるんだ。でもね、総合も数年すれば、人気が出るんじゃないかな。
記者:立ち技の人気はまだ成長しているのかい? その見込みは?
アーツ:もちろん、同じレベルでね。俺たちはもう長いことK-1で戦ってきたし。
記者:君自身はどのくらいオランダには人気があるんだい? 人々は君に気づいて、写真を一緒にとろうとか申し出てくることがあるのかな?
アーツ:俺はテレビのK-1番組で人気を得ているよ。K-1単体の人気も上がっている。
記者:MMAを普段見るのかい? どんな興行を?
アーツ:あんまり見ねえなぁ。以前はプライドを好んでみてたけどね。俺は何度も日本に行ってるから。そもそも、オランダではMMAをテレビではやらないんだ。残念だと思うよ。
記者:将来的にはどうなると思う?
アーツ:よくなっていくと思うけど、今のメディアはMMAをとても残忍なものだと捕らえている。ルール無用の喧嘩と同じだってね。
記者:好きな映画はなんだい?
アーツ:アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ……。
記者:マフィア映画?
アーツ:そうだな。たくさん見ているわけではないんだけど。
記者:映画に出るつもりはあるのかい? オファーはある?
アーツ:二つあったけど、断ったよ。戦うことが忙しいからさ。
記者:数年後は・・・?
アーツ:よいオファーだったとしても、戦いこそが俺にとって一番大事なことだからな。だから、高額のオファーか、もしくは自分にとって特別な意味のある何かがないとね。
記者:きみは、サンクトペテルブルグに14年前の4月に行ったよね。どんな思い出がある?
アーツ:ああ、良かったね。知ってのとおり、プーチンの隣に座ったんだ。これは大きなことさ。彼は世界でもっとも影響力のある男の一人だから。
あそこの環境は好ましかった。あのときは、ワジム首相の船の上でパーティーをやった。楽しかったね。
記者:オーケー。今年のプランは? K-1で何をするつもりだい?
アーツ:まずは膝の怪我を治す必要があるよ。
記者:どんなふうに?
アーツ:去年の12月に膝の手術をして、今は回復しているところだ。4月復帰戦をやるんだ。予定では、あと2、3年はK-1で戦うつもりだよ。確実にね。
記者:今はどうやって練習を?
アーツ:ボクシングは問題なくできるんだけど、キックのほうは、この状態をわかっている、信頼できるスパーリングパートナーでなければならないね。
記者:きみは膝の具合を知ろうとしている。。。。
アーツ: まさにそのとおりさ。普段、問題ないんだけど、面倒なことは極力避けたいから。
記者:君はここでアカデミーをしているのかい?
アーツ:俺はBeverwijk(オランダの町)でチームアーツと練習している。将来的には、自分のスクールを開きたいね。
記者:誰かとスポーツで争うことはあるかい?
アーツ:ないね。自分にとってのスポーツってのは、リングの上では対戦相手と戦うことなんだ。だから、リングの外では誰も敵はいないんだよ。自分にとってスポーツは職業なんだよ。ビジネスさ。(だから、仕事以外ではスポーツをしない)
記者:ところで、きみは2回戦って以来、再びMMAに戻ってくることを拒んでいないね。。。
アーツ:そうだな。俺は柔道家と戦ってミスを犯した。対戦相手にジャンプしたんだ。あんな経験はしたくないね。
記者:サブミッションを覚えた?
アーツ:そうさ。でも、今は立ち技で試合をするよ。相手は自分に触ってこないしね。全く違う経験だから、今グラウンドで戦う必要はない。
記者:次の試合はメルヴィン・マヌーフとだね。どんな戦いになるかな?
アーツ:ヤツは小さいけど、爆発力がある。自分がヤツよりも上であると信じているけど、本当に強いパンチを打つ。みんな、彼をしっかり見るべきさ。だけど、俺は倒すことができる。
記者:その後、ビールでも呑みに誘うのかい?
アーツ:わはは。問題ないね。だけど、ヤツは受けないだろうな。
記者:インタビューを受けてくれてありがとう。次の試合もがんばって!
アーツ:おう! どういたしまして。
このインタビュアーは、よく意図のわからない質問をします。。。。。
記事から読み取れることは、まず、オランダでK-1の人気が上がっていること。これは、私が以前訳したシュルトのインタビューでも同じことを言っていました。
そして、これもシュルトと同じなんですが、MMAは残忍な競技だと思われているためメディアに嫌われているということです。
もうひとつは、現在のアーツは膝を怪我してはいるけど、4月にアムステルダム大会でマヌーフと戦うということですね。
映画のオファーについては、「戦うことが最も重要だから」と断っているようです。さすがですね。どっかの黒豹に聞かせてあげたい(笑)。
以上がアーツの近況でした。
やっぱりアーツはカッコイイよ。
今日はそういえばDREAM1がありましたね。
結構早送りしながらなんですが、一応見ました。
感想はですね。。。。
早くMAX開幕戦が見たいな。
実はHERO’Sが凄く面白かったように感じました。
以上。
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