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2009年 07月 14日 ( 3 )
「限定」は所詮「限定」。成功を忘れて堂々と復活せよ、MAX。 ~K-1 MAX Final8~
いつもK-1の後はポジティブなことしか書かないのが、かかとおとしなんですが。

最高のMAXだった!
そう言える興行はいくつもあったけど、今回はそうではなかったです。

正直、7/13MAXは悔しいなぁという思いが残ってしまいました
それは、まず一にも二にもトーナメントがスーパーファイトに比べて低調だったことが挙げられます。
例えばペトロシアンvsクラウスがダイジェストで、ブアカーオが完全カットだったことを、TBSの制作会社にぶつけてもいいんですが、彼らに「これを放送しないと」という気にさせなかった試合だったということも認めるべきでしょう。

キシェンコvsサワーは非常にテクニカルで、かつ気合が入ったいい試合でしたが、二人にとっての過去最高のベストバウトであるとは言い切れないでしょう。クラウスvsペトロシアンも同じことが言えるかもしれません。
逆に、魔裟斗vs川尻やKIDvsジェヒが輝いた。
この理由は別にあの下品な舌戦がウケたからでも、ジェヒのKOが美しかったからでもなく、いわゆる日本人の特性に響いたということが挙げられると思います。
それは「限定」です。
なんでもかんでも、本日限定、産地限定、ここだけ! いまだけ! と宣伝すれば、日本人は「じゃあちょっと・・・」と触手を伸ばす。MAXを引っ張り、キックボクシングの世界のみならず、日本のスポーツ界に一代金字塔を積み上げた魔裟斗という偉大なファイターが最後のMAX出場。そして、対戦相手は今回がおそらく立ち技挑戦最後の試合になるであろう川尻です。
この産地限定、いまだけ感が満載のカードに人々はわれ先にチケットを買い求め、立ち見席まで出た始末。実際、彼らが拳を交えるのは今回だけですからね。
川尻はK-1戦跡1戦1勝で、「無敗」に必要以上の幻想を持つ格闘技ファンのツボを突いたこともあったでしょう。

まぁそういう盛り上がりで。魔裟斗もローキックで殺さずに、パンチでダウンを奪い、仕留めちゃいました。DREAMファンの願いどおりにね。倒れるほうは逆でしたが。

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空手超バカ一代 (Bunshun Paperbacks)
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KIDについても、同じで。
KIDは4年ぶりにK-1ルールで戦い、そのことが一般の人にまで響いたことは予想外でした。負け方も見事。これぞKIDという負け方でした。DREAMのウォーレン戦よりもはるかにKIDらしい試合だったと思います。ただ、KIDだったのは負け方だけで、身体のキレはなく、闘争心も薄れ、衰えた姿をさらす前にKOで「らしく」敗れたという意味で、彼は「さすがに持ってる」という印象です。

今日だけのMAX。今日を見逃したら同じものは見れない。

そういう期待感というのが、予想以上に格闘技界を支配していたと言えるでしょう。 

じゃあそれに対してK-1本流のトーナメントはどうだったのか。

と、問われると魔裟斗が持つ「最後」もなければ、川尻の持つ「今日だけ」もない。限定的なお得感、スペシャル感が乏しかった。いや、実はクラウスvsペトロシアンなんて、欧州では爆発するであろう超好カードなんですよ。それでも、クラウスはまだ28歳。ペトロシアンは23歳。それから、サワーもキシェンコもホルツケンもドラゴもブアカーオもまだ若く5年10年戦える選手なわけです。今後MAXの70キロトーナメントが続く限り、いや、仮にMAXがなくなったとしても、欧州には彼らをメインイベントとして起用したいプロモーターはゴマンといる。今後、彼らは数限りなく戦っていくのです

だから、どれだけ圧倒的な試合であろうとも、「限定感」がないから価値としては相対的に下がってしまう。
それを覆すには、内容で「俺たちは魔裟斗や川尻とはレベルが違う」という「格の違い」を見せて欲しかったところなんですが、結果的に試合内容はそこまでに至らなかった。相手を研究しつくし、攻撃を見切り、リスクを犯さず、勝利に徹してポイントを狙う戦い方に終始した。

スーパーファイトの選手がKOに徹した試合をしたのに対し、FEGが育ててきた残酷なまでに「KO」を待ち望む日本人客の眼には消極的に映っても仕方なかったことでしょう。
悪いことではないです。やはり「KO」こそ格闘技の華。カタルシスが開放される瞬間なのだから。

トーナメントに出場した選手の中で、「今日だけ」感を一番かもし出していたのは、山本優弥でしょう。彼はここで負ければ、結局総てを失う。城戸や日菜太のほうがはるかに評価されているのですから。

キシェンコvsサワーは互いのパワーと技術の粋を競う名勝負でしたが、最後の最後にもう一歩踏み込むことがなかったのが惜しかった。キシェンコはワンツースリーの後に、もう少しラッシュできれば、客のハートをさらに掴めたのではないかと思ってしまいます。サワーはもはや名人の域に達しており、キシェンコが減量苦でスタミナを落としていることに着目し、ハナから延長戦を想定しているかに見えました。このあたりが谷川EPをして苦し紛れに苦言させる「わかりにくい強さ」だと思います。

YOUTUBEでペトロシアンvsクラウスも全部見ましたが、ペトロシアンの完璧な守備とソツのない手数はパっと見ではわかりません。しかし、魔裟斗クラスの攻撃でも全く当たらないような気がします。でも、わかりにくい。何故、自演乙をフルボッコにしたクラウスの攻撃が当たらないのか。私もどうやっているのかわかりませんでした。ただ、飄々と王者クラウスを一方的に痛めつけていく「ザ・ドクター」に背筋が凍るだけでした。
もちろん、私はこの試合でさらにペトロシアンのファンになりました。ですがこれは、K-1ファンとして「こういうタイプは今までいなかった!」とニヤニヤしてしまう選手であるということであって、世間的にウケるかどうかとは別問題です。

そして、もうひとつ、付け足したいことがあります。

かつてヘビー級を賑わせたホーストやバンナらと、ペトロシアンやサワーが決定的に違うのは、彼らには帰れる場所があるってことです。ペトロシアンは地元イタリアに戻れば数千人の体育館を一杯にすることができます。サワーも欧州での中量級ブームの中で、いろんなイベントに引っ張りだこです。ドラゴはIt’s Showtime.の重要な人気選手で、ブアカーオは欧州を中心にカリスマ的存在になっています。

しかし、16年前、K-1が産声を上げたばかりの時代は、小さな薄暗い会場での数百人規模の興行がせいぜいでした。欧州キックボクシングはK-1が登場するまで、激しくアングラだったのです。警察官、バーテンダー、用心棒、軍人、警備員。そんな職業につきながら、ジムに通い、休日に激安のファイトマネーで小さな会場で戦っていたところ、異国に呼ばれ、そして突然それまで経験のないような観衆の前で戦うことになりました。それはもう、1試合に賭ける想いというのは違うでしょう。帰れる場所は、薄暗いアンダーグラウンドしかなかった時代とはやはり違う。華やかなる異国での成功か、自国での貧しい生活か。オールオアナッシング。K-1の原点です。今は負けても、「K-1に出た」というだけである程度のオファーが望める欧州の現状があることでしょう。
もちろん、みんな必死なんですけど、空気というか、ハングリーな殺気がやはりかつてに比べると、欠けている印象はあります。まぁ、総論であって、各選手それぞれ状況は違いますけど。

ただ、それを言うと魔裟斗vs川尻は「限定感・期待感」で盛り上がったけど、殺気は全然なかった。
なぜなら、川尻には帰れる場所があり、魔裟斗には引退後も忙しい生活が待っているわけですから。

そんなわけで。

まぁいろいろ言いたいことはあるわけですが、魔裟斗vs川尻というレベル的には高くない試合を限定感だけでここまで盛り上げてしまった空気と、もうひとつ限定感が乏しかったK-1本流のトーナメント。
魔裟斗引退としては最高の締めくくりでしたが、MAXとしてはもう一つ突き抜けるものがなかった。
ブアカーオが魔裟斗を蹴り倒した2004年のトーナメントのような突き抜ける衝動・感覚の半分でも欲しかった。それがちょっと悔しいなぁ、と。

メインイベンターの魔裟斗は去り、盛り上げに一役買った川尻は巣に帰り、復活を演出したかった神の子はただの人になった。 
「限定」は所詮限定。
恒久的なイベントの定着には役に立たないのです。
もう一度、MAXは足元を見つめなおして欲しい。嫌でもMAXは変わらざるを得ない。

10月の横浜アリーナ。

魔裟斗も川尻もKIDもいない横浜アリーナ。

限定お祭り騒ぎはもう終わり。

さあ、MAXは堂々と復活だ!

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K-1歴代大会のDVDを調べてみる
by the_kakato_otoshi | 2009-07-14 17:32 | K-1
第3回かかとおとし賞K-1予想GP・結果完全発表
第3回かかとおとし賞K-1予想GP・結果(順位)発表!!

1位パティシエニート王25P
2位PADDLE20P
3位UsamiDake20P
4位あさひ18P
5位macotic.18P
6位変幻自在17P
7位Ki17P
8位昌17P
9位アンパン17P
10位H.H16P
11位K田16P
12位鍛錬15P
13位原田15P
14位ガンプ15P
15位ixim15P
16位ピット14P
17位全日本キック一ファン14P
18位ウマシカ14P
19位BEIL14P
20位イルマッツ14P
21位チャーチー14P
22位ZGF14P
23位ボス・ブラック13P
24位JFK13P
25位ろくろお13P
26位A・さわー13P
27位FAN13P
28位yasu。13P
29位火の玉ボーイ13P
30位MD13P
31位しこしこ13P
32位番場伴13P
33位はるや12P
34位ミケ12P
35位こーせいせい12P
36位アキラ12P
37位ケイジ12P
38位ARIARIA12P
39位NJS12P
40位イニシャルD12P
41位コロン12P
42位けんぼう12P
43位jk12P
44位キノコハンター11P
45位okamitu11P
46位HYDE11P
47位キャベジ10P
48位sisso10P
49位P・A10P
50位WFC10P
51位ホワイト10P
52位くーまん10P
53位キング・レオ10P
54位空也10P
55位crusader10P
56位k1マスター10P
57位ウスファン10P
58位ジェニファーリオ10P
59位バダハリ!9P
60位AMN9P
61位vill149P
62位タロイモ9P
63位半回転8P
64位ばんぬ8P
65位モルダー8P
66位もなか9P
67位バル8P
68位ミドリキャノン8P
69位嘘喰い8P
70位たいぎぃ8P
71位虹色7P
72位TKO7P
73位勉三7P
74位ゆず7P
75位hideki7P
76位こばひろ7P
77位こんにちは7P
78位マメーフ7P
79位のりぴ7P
80位ぐれべり7P
81位Golden_Left7P
82位デイビッド6P
83位マルム6P
84位tomo6P
85位肉太郎6P
86位エd6P
87位安全第一6P
88位くりこ5P
89位スキャンサー5P
90位rh5P
91位ナレーター5P
92位ガイハ4P
93位K作4P
94位チビヤ4P
95位ペンギン4P
96位かずのこキッド4P
97位シクロアルカン3P
98位フェデリコ3P
99位りく3P
100位カタストロフィ2P
101位キー2P
未的中猫ユキ0P

合計102名の参加、ありがとうございました!

今回の優勝のパティシエニート王さんは、山本の判定勝利と、チョン・ジェヒのアップセットという二つの番狂わせを的中させました。
これは素直に凄い。偶然なのかどうなのかはわかりませんが、奇跡的ですね。

2位PADDLEさんはがっちりと的中数を稼ぎました。
3位UsamiDakeさんは山本の判定勝利を的中させ、見事銅メダル。

平均は約10.2点でした。

おめでとうございます。みなさんのおかげで素晴らしい大会になったと思います!
やはりK-1が熱い!

と、いうことで、
以下に、3回の合計点をまとめます。
各大会の優勝者+ポイント上位で、16名が決勝に進出します。
次回は「おそらく」K-1WGPの開幕戦になると思います。

赤字のHNが現在決勝圏内の方になります。

<現在のポイント>
決勝進出圏内しこしこ42P
決勝進出圏内Ki39P
決勝進出圏内K田39P
決勝進出圏内JFK39P
決勝進出圏内A・さわー39P
MAX福岡王者WFC38P
決勝進出圏内H.H35P
決勝進出圏内MD35P
決勝進出圏内空也35P
決勝進出圏内モルダー34P
決勝進出圏内UsamiDake33P
決勝進出圏内crusader33P
決勝進出圏内hideki33P
WGP横浜王者ペンギン33P
決勝進出圏内jk32P

HYDE31P
P・A31P
ケイジ30P
ARIARIA30P
猫ユキ30P
PADDLE29P
全日本キック一ファン29P
ミケ29P
あさひ28P
鍛錬28P
ixim28P
BEIL28P
ろくろお27P
タロイモ27P
ZGF26P
TKO26P
マメーフ26P
MAX武道館王者パティシエニート王25P
キング・レオ25P
tomo25P
アンパン24P
ウマシカ24P
NJS24P
sisso24P
ホワイト24P
Golden_Left24P
変幻自在23P
ガンプ23P
もなか23P
エd23P
はるや22P
ばんぬ22P
ナレーター22P
vill1421P
くりこ21P
macotic.20P
ウスファン20P
マルム20P
キー20P
ピット19P
アキラ19P
キノコハンター19P
チビヤ19P
バダハリEP19P
半回転18P
昌17P
イルマッツ17P
k1マスター17P
ゆず17P
AMN16P
肉太郎16P
K作16P
ケイジ16P
まんかす16P
原田15P
okamitu15P
こんにちは15P
ぐれべり15P
りく15P
チャーチー14P
くーまん14P
のりぴ14P
rh14P
ボス・ブラック13P
FAN13P
yasu。13P
火の玉ボーイ13P
番場伴13P
キャベジ13P
ミドリキャノン13P
a13P
カラエフファン13P
のん13P
こーせいせい12P
イニシャルD12P
コロン12P
けんぼう12P
ガイハ11P
Ryu11P
まあも11P
ジェニファーリオ10P
サキオタ10P
夏緯10P
バダハリ!9P
こばひろ9P
SF9P
ぺ9P
バル8P
嘘喰い8P
たいぎぃ8P
ガンプ8P
ハイブリッド涌井8P
マジュニアjr8P
ひまわり8P
虹色7P
勉三7P
DIDA7P
take7P
デイビッド6P
安全第一6P
AKA6P
Neuro6P
もろもろ6P
スキャンサー5P
KO5P
miracle5P
テンプル5P
かずのこキッド4P
Blacksniper 4P
tadashi4P
かなっく4P
ふっきー4P
シクロアルカン3P
フェデリコ3P
From NZ3P
カタストロフィ2P
kaz2P
kg212P
K坊2P
ケイジ2P
しげる2P
だみー0P
オレグ0P
サワーマニア0P



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K-1歴代大会のDVDを調べてみる
by the_kakato_otoshi | 2009-07-14 13:46 | K-1
ペトロシアン、サワー、ブアカーオ、優弥が決勝へ。MMAファイターは全敗 ~K-1 MAX Final8~
K-1 MAX Final8 テレビ観戦の感想です。予想大会の合計ポイント集計と順位発表は明日やります!


今日は簡単な感想です。明日改めてちゃんと書きます。

世界トーナメントFINAL8
○山本優弥(全日本キックボクシング連盟/青春塾/2009年日本準優勝)
VS
●ドラゴ(アルメニア/ショータイム)

世間的には本日のベストバウト?
山本は前に出る出る。ドラゴを圧力で押す日本人選手ははじめて。佐藤を倒したドラゴに勝ったのには価値がある。彼の人生が今日変わったと思う。

世界トーナメントFINAL8 
●アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ/2002年世界王者)
VS
○ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア/サトリ・グラディエートリイウム・ネメシス)

ダイジェストでしたが・・・。
どうやら完勝だったようです。オペ成功です。
それにしてもクラウスになにもさせずに勝ってしまうとは、恐ろしい。。。。。。

世界トーナメントFINAL8 
○アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング オランダ/2005&2007年世界王者)
VS
●アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテンオデッサ)

自分的にはベストバウトはこっち。
もう手に汗握る緊張感。二人の意地がテレビ越しに伝わる名勝負。
すげえよサワー。すげえよキシェンコ。
4ラウンドじゃ足りない!

スーパーファイト
○魔裟斗(シルバーウルフ/2003年2008年世界王者)
VS
●川尻達也(T-BLOOD)

●山本“KID”徳郁(KRAZY BEE)
VS
○チョン・ジェヒ(韓国/Busan Taesan)

●山本篤(KRAZY BEE)
VS
○渡辺一久(フリー)

○HIROYAvsロペス●

総合格闘家4タテ。
今日はかかとおとしコメント欄はきっと無風ですね。
あれだけ「K-1たいしたことねえ」って騒いでいた人たちが「もうK-1vsMMAは止めた方がいい」って言ってるのが笑える。それぞれの土俵ってものがあるんだよ。

MMAファンと秋の空。まだ夏だけど。。。

どーでもいいけどドラゴ(と思われる人物)の喜びようが凄かった。彼は魔裟斗のファンなのか、それともMMAが嫌いなのか、それとも川尻が嫌いなのか、それとも単に「K-1」を愛しているだけなのか?
c0093563_021669.jpg

しつこい→

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by the_kakato_otoshi | 2009-07-14 00:27 | K-1
  

「K-1」についての情報・コラム。ツイッターはEbi_Knight。ご連絡はkorgradiasアットマークmail.goo.ne.jp
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