格闘技のコンテンツの価値を認める人間で、かつ大きなお金を動かせる人間はもはや日本国内にはいなくなってしまった。
http://www.boutreview.com/2/news/k1/item_5399.html
K-1を主催するFEGが提携を発表したのは、中国系投資会社。
マーケットの矛先は中国を中心としたアジアと、ヨーロッパでしょう。
世界各国で予選を行い、130カ国以上で放送されているということを含めますと私は日本の一イベントとしては
信じられないようなすごい事をK-1がやっていると思っていましたが、こうしたことに日本の格闘技ファンやマスコミはその可能性に全く気が付いていないのが非常に残念でした。無関心なのです。日本の格闘技ヲタは試合と煽りVにしか興味がないのです。
しかし、そのリソースを認める人物が現れたのです。……中国に。
「かかとおとし」では世界との距離感や、ワールドカップ化について結構真面目に議論してきたと思っていますし、多くの格闘技ヲタのみなさんに「無理に決まってるだろ」「馬鹿じゃねーの」とコメント欄を荒らされながらK-1のシステム化、国際競技化は可能であるという観点から駄文を連ねていったと思います。時代がようやくそこまでたどり着いてきたのですねぇ。
K-1が日本オンリーのマーケットから早く逃げ出したいと思っていることは、ずっと前からわかっていたことです。昨日急に出てきた話ではありません。
石井館長が塀から出てきて早々「
FIKA構想」なるものをぶちあげ、見識のない格闘技ヲタから失笑を浴びていましたが、ずっと前から彼はそれを志向してきました。そうでなければ2000年前後の海外大会ラッシュなど行っていなかったでしょう。
特に私が最近強く感じたのは、パチンコメーカーである
フィールズのスポンサードです。
フィールズのオーナーである山本氏を私は「競走馬の馬主」として知っていました。彼は国際的に価値の高い血統馬を買い漁り、海外で勝てる馬を持とうとしています。今年の日本ダービーで2番人気になったペルーサは山本氏の持ち馬です。また、アメリカのG2を日本馬として勝利したカジノドライブなども所有しています。
山本氏は野心家で、日本での成功にとどまらず世界に打って出ることを常に考えているのだと思います。ドバイの王家は競馬の好きな一家で、彼らに近づくためのツールとして強い馬をつくりドバイやアメリカに遠征することが必要なのでしょう。
山本氏がK-1をサポートしたのは、同じ海外志向を共有しタッグを組めると考えたからではないでしょうか。
ここらあたりは格闘技が好きでやっているドンキホーテの社長との違いですね。
ところで、この会見。少しだけ違和感がありました。なにしろ、ツイッターや報道などを見る限りでは谷川氏は6月~7月とMAXやDREAMの興行に張り付いて腐心しており(なぜ彼がDREAMをあそこまで面倒みているのか……)とてもじゃないけど中国に渡って何度も密な交渉をしているとは思えなかったのです。
やはり会見にもいましたが
FEGコリアの代表と、今フリーで動ける「
あの人物」が実際の交渉では手をまわしているのでしょうねえ(笑)。FEGコリアの代表はもともとサッカー関連のマネージメントで有名だった人ですし(たしか、アンジョンファンとかのマネージメントしてなかったっけ?)。
昨日Kamipro編集者ジャン斎藤氏のユーストリームでこの件についての座談会を行っていました。
「
一つの手、ではなくもうこれしかない」という結論に落ち着いたようです。
この中で「DREAMを切れという人がいるが、FEGにとってDREAMとK-1は車の両輪」と語っていました。
だったらKamiproはDREAMと同じページ数をK-1に割くべきでしょう(笑)。ま、あれだけPヲタに迎合してK-1を批判しそれで小銭を稼いでいたようなくだらねえ連中が、いまさら何を抜かすかボケ(苦笑)。あ、いかんいかん。つい口が悪くなってしまうな。
でもまぁ、FEGがK-1という大きなコンテンツとともに、小さいながらもDREAMというMMAのリソースを持っていたことも今後有利に働くかもしれません。二通りのニーズに応えることが可能だからです。DREAMをなんで持っているのかよくわからなかったのですが、利用価値がいまこそ高まったのではないでしょうか。
いずれにしても、これである程度の方向性は出来上がったとしましょう。
世界中に現地法人をつくり、そこにK-1のライセンスの与えて興行してもらう。
そして最終的には
K-1ワールドカップを開催する。(DREAMが何を目指すのかは全くわからん)
それが上手くいったときにどうなるのかを次のエントリーで検証していこうかと思います。
また、K-1WGPの今季の日程も発表されましたね。
開幕戦は10月2日に韓国で。決勝戦は11月(下旬?)に日本で開催されるようです。当然、この両大会には多くの出資(予定)者が招待されることでしょう。そして、「K-1」の実力が投資先として適当からどうか判断されるのです。これまでのような「半分日本向け」ではなく、80%以上海外を向いた興行となることは間違いありません。
最近は小さい階級の日本人選手が安易に「K-1を背負う」などと言いますが、彼らが背負えるのは「日本ローカル」内の話です。
本当の意味でK-1を背負っている選手は、このヘビー級で開幕戦と決勝戦を戦う16人なのではないか。いや、K-1のみならずDREAMの未来すら背負っているのでは。
そのように思います。
http://twitter.com/Ebi_Knight←ツイッター
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