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マニアを喜ばせても意味はない。微笑とペンキの63㌔。夜明けは2011年!
63キロ。日本トーナメント。

このトーナメントにあまり感動や興奮を得ることができなかった。
試合内容は面白かったけど、個性の欠けたファイターが多く「これじゃ世間には届かない」と感じました。

その正体。いままでモヤモヤしてよくわからなかったのだけど、ようやく言葉になったので、それを書きたいと思います。

……正直に書きますね。

まず、日本トーナメントのファイナル8に残り、これで「K-1ファイター」と名乗り、売れたつもりになっているようなら、そういう”小さい”ファイターはほんとにK-1の先人たちに申し訳ないんだと思う。

ヘビー級で活躍する日本育ちのインド人ファイター、シング・心・ジャディブが言ってました。

「僕にとって『K-1』とはベスト8から」

まさにそうです。確かに初めてのK-1GPは世界の8人を集めて行われました。
日本人は二人参加しました(一人は代打)。テレビのゴールデン放送はその数年後までまたねばいけませんでした。

MAXも同様で、最初は深夜放送の日本トーナメントからスタート。
決勝戦はゴールデンで、同じく日本人が二人参加しました。

それに比べて、63㌔はいきなり日本トーナメントからゴールデンで放送。
「日陰の階級?」
笑わせるのもいいところではないですか。

むちゃくちゃ恵まれていると言ってもいいのでは?

日本人同士としか戦わずに、興行の成功だ……なんてどう考えても口に出せないでしょう。

テクニックあるタイ人、危険な目付きの東欧人、K-1慣れしたオランダ人、頑丈な身体を持つオセアニア人など、あらゆる異文化のファイターと拳を交えて、そして勝って、初めてゴールデン放送で勝負するK-1ファイターになるのでは?

日本トーナメントに出ることが出来たくらいで、「ようやくここまで来た」とか「魅せる試合をする」とか……
私が本当に63㌔の選手に対して感じていた違和感の正体はこれなのです。

いつからこんなに「●●を背負う」なんて言える格のハードルが下がったんだ!?
ネコもシャクシも「K-1を背負う」「63㌔を背負う」「●●を背負う」って。
実際に背負うべく行動しているのは、スポンサーをかき集めて、入場をエンターテイメントとし、10時またぎで放送された70キロの自演乙くらいだろう。


63㌔など、まだなんにも始まってないのに。


なのに、「大成功!」と大絶賛する格闘技マニアと主催者たち。視聴率9%でよくそんなことが言えるよな。
テレビ番組としては少なくとも失敗してる(数字については次を見ないとわかりませんけどね)。MAXで初めて10%を切った大会が、今回の63キロを主体とした放送だったことを考えないで、モノを喋る奴がいるならば帰って寝てくれと言いたい。

もし「63㌔が始まった」のならば、それは世界トーナメント参戦がほぼ内定と思われる大和哲也と久保きゅんの二人だけですね。
彼らの未来はすごく気になるし、世界の強豪との対戦を是非観たいと思わせる。そして、彼らが中心となって、K-1の地場にまた注目を向けさせて欲しいと思う。ですが、その権利は彼ら二人が個人的に得ただけであって、それ以外の選手にとっては、まだ何も始まっていないんじゃないでしょうか。

まだ未明なんです。夜が明けていない早朝です。
63㌔の夜明けは、来年行われる予定の強豪ひしめく世界トーナメント。ここで、大和や久保きゅんがどこまで戦えるか。それが最大の問題です。K-1甲子園勢も、日本TでKrush組やローカル団体の選手を相手に勝った負けたで喜んでいてはいけないはず。今回の後楽園ホールでやってるメンバーばかりの興行で63㌔が始まったとは思ってほしくないのです。

2011年のライト級が微笑とペンキで塗り染められる瞬間を、私は早く観たい。それを63キロの楽しみにしたいと思います。

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# by the_kakato_otoshi | 2010-07-08 20:03 | K-1
”MAXの貴公子”キシェンコロングインタビュー「生きていくために格闘技が必要だった」
今日はキシェンコのインタビューです。

2006年にK-1東欧予選を18歳にして勝ち上がった貴公子は、2008年には決勝戦まで進み魔裟斗と激闘を演じました。ホームディシジョンで惜しくも敗戦したものの、世界中に「キシェンコここにあり」を示しました。

火花の散るようなボディへのフック、距離をとったときに繰り出されるハイキック、体格に恵まれた白皙の美青年。

2010年RISEに初登場し、日菜太と戦うことになったキシェンコの最新のインタビューをお届けしたいと思います。

-------

http://www.siamfightmag.com/interviews/interviews_anglais/artur_kyshenko/interview_artur_kyshenko.htm

-今日はよろしく、アルトゥール。早速だけど、あなたは24歳にして素晴らしいキャリアを築いているね。何歳ごろからトレーニングを始めたんだろう?
11歳でボクシングを始めたね。12歳からはムエタイに転向したんだ」

-ウクライナのオデッサ出身だけど、市のどのへんなのかな?
「真ん中だね」

-少年時代はどんな子だった? 暴れん坊?
「そんなことはないよ。多分、ちょっとだけ……」

-格闘技をどうして始めようと? 何が決め手で?
この地区で生きていくために、単純に必要だったからさ」

-ムエタイのジムは、オデッサにたくさんあったの?
「今ではたくさんあるけど、当時はわずかしかなかったよ」

-最初に入ったジムのトレーナーを教えてください。
「今でも同じところにいるんだ。バトリーヌトレーナーだ」

-ムエタイを始めた頃、ウクライナではよく知られたスポーツだった?
「そんなことはない。誰も知らないよ。ムエタイ仲間以外は」

-今ではウクライナでムエタイがかなり発展したよね。大会はよく開かれているのかな?
「トーナメントがしばしば開かれているね」

-アマチュア時代から素晴らしい経歴を持っているけど、いつごろタイトルを?
「15歳のときにウクライナの王者になった」

-2006年、K-1東欧予選で優勝したね。どんな思い出があるかな?
「初めて、一日に3試合戦ったんだ。そして、僕はその後どうなるのか知らなかった。僕は日本にたどり着き、そして人生が変わった!!

-2006年はアルトゥールにとって素晴らしい年だったね。バンコクで行われたIFMAの世界選手権の金メダルを取ったことだね。誰が一番大変な相手だった?
「当時は、全員やっかいな相手だと感じたよ!」

-同じ年に日本のMAXに初出場したよね。相手は偉大なる王者ライアン・シムソンだった。判定で勝利したけど、この試合に思い出はある?
「その時、シムソンが何者か知らなかった。今では述べることができるけどね。シムソンのことは高く評価しているよ!」

-2007年のMAXでは、準々決勝でザンビディスに勝ち、準決勝で魔裟斗に敗れたよね。
「ザンビディスのときは、精神的にきつかった。彼は100%ノックアウトを狙ってくるからね。だから、魔裟斗戦のときにはザンビディスに勝って満足してしまっていたんだ」

-2007年のIFMAで金メダルを取ったね。これも素晴らしい思い出?
「相手がタイ人で、アウェー感たっぷりだったよ」

-ムエタイとK-1ではどちらが好きなのかな?
昔はムエタイだったけど、今はK-1かな。ま、どっちでも準備はできるけどね」

-タイで練習したことはある?
「ないよ。すべてはオデッサで済んでいる」

-タイについてはよく知ってる?
「全然」

-タイ人で気になるファイターはいる?
「強い選手がいるんでしょ。でも、それってムエタイルールでの話だよね」

-ヨーセングライ・フェアテックスとSayoknoi Pumpanmuangが70㌔近辺ではムエタイ最強と言われているんだけど、彼らは知ってるよね。ムエタイルールで試合をしたいとは思わない?
誰、そいつら? 誰が相手でも、ムエタイルールでも戦うことはできるけど」

-エルボーでの攻撃は好きかい?
「そうだね、大して上手くはないけど」

-2008年、ジョーダン・タイ、城戸康裕、アンディ・サワーに勝利して決勝まで進んだけど、2冠王者サワーとの試合は特別だった?
ボクはK-1に出場しているすべての選手に敬意を持っているんだ! サワーは、とてもクレバーで強い選手だ……!!」


-2008年の決勝戦は2004年の王者魔裟斗だったよね。ここではどうすれば優勝を逃さずに済んだだろう? それから、魔裟斗についてはどう思う?
あの試合は自分が勝っていたと思うけどね! でも、魔裟斗は非常に強いサムライだった」

-大晦日には佐藤嘉洋と対戦したね。
「佐藤は上手い男で、とってもネチネチした戦いになったよ」

-2009年は、アンディ・サワーに準々決勝で敗れてしまった……
「サワー戦はとってもハードだった。多くの攻撃をしかけたけど、ボクにはあれが精一杯だったかな」

-まだキミはブアカーオ・ポー.プラムック、アルバート・クラウス、それからジョルジオ・ペトロシアンとは未対戦だ。戦えるとすれば誰を選ぶ?
「どんな相手でも準備をするだけね」

-K-1 WORLD MAXのタイトルを獲得することは、一番重要なこと?
「人生の圧倒的な目標であり頂点のひとつ!」

-70㌔の世界最強は誰だと思う?
「多分こう答えるのが最も適切だろう。『昨年のK-1王者(2009年王者はジョルジオ・ペトロシアン)』とね」

-いままでの人生で最もハードだった試合は?
「2008年の魔裟斗戦だね。彼はとても強かったし、その日の2試合目だったから」

-最良の思い出の試合は?
「2009年のリマ戦だね。ボクはちゃんと準備が出来て、すべてが上手くいった勝利だったから」

-では、最悪は?
「そんなものはない。すべては経験であり、人生のステップなんだ」

-試合で重要視している技術は?
「とにかく戦術を練ること。好きなのはパンチの技術だよ」

-左のボディフック、そしてハイキックが目立つけど、これは相当練習を積んでいるのかな?
「そうなんだ。これは練習の賜物だね」

(練習の内容について。中略)

-フランス人の選手についてはどう思うかな?(インタビュアーがフランス人)
「レ・バンナしか知らないけど、彼の個性は好きだね」

-誰か、特に戦いたいファイターはいる?
「特にないけど、叶うなら魔裟斗かな!」

-ボクシングを始めたとき影響を与えたファイターはいる?
「いない。単にこれが僕の人生なんだよ」

-今現在のキャリアはどのくらいなんだろう?
アマチュアで130試合。18敗。プロでは40試合で5敗

-ジムについて教えてよ。トレーナーとスパーリングパートナーは誰?
「トレーナーはバトリーヌ、スパーの相手は常に変わっているね!」

-ボクシングはキミの人生に貢献しているかな?
「ボクシングは僕の人生の構築に役に立ってくれたよ」

-2010年の目標は?
K-1王者になることさ」

-最後に何かあるかな?
「多くのファンのサポート、ありがとうね」

-今日はインタビューを受けてくれてありがとう!
「こちらこそ、ありがとう」

-------

経済の不振、政治の混乱で有名なウクライナ。南部のオデッサに生まれたキシェンコは11歳で格闘技を始めました。12歳でムエタイファイターとなってからは、130試合のアマチュアキャリアと40試合のプロキャリアを重ね、いまや世界で最も強い70㌔ファイターの一人となりました。

5日のトーナメント1回戦では、クラウス、佐藤嘉洋、長島☆自演乙☆雄一郎が勝ち上がりましたが、現役王者ペトロシアンや、2冠王者アンディ・サワーあたりに比べれば一枚落ちるのが現状です。やはり、ヨーロッパラウンドに出場する予定のこのキシェンコが頑張る必要があるでしょう。63㌔の日本代表決定戦で優勝した大和哲也が22歳。このキシェンコは23歳。昨年王者ペトロシアンも24歳。MAXは若さ溢れる時代に逆戻りしたようです。


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# by the_kakato_otoshi | 2010-07-08 13:36 | K-1
地上波組のための才賀紀左衛門vs石川直生の動画、まとめ
P・Aさんが才賀についてよくわからなかったとおっしゃっていたので確かにね、そういう人が多いと思う。

だからちょっと解説します。

K-1甲子園から上がってきた「生粋のK-1っ子」の才賀と、50戦のキャリアがある軽量級の強豪キックボクサーである石川。

戦前から21歳の才賀は石川を「おっさんやん」「ETに似てる」と口撃。当初大人の対応で受け流してきた石川が、煽る格闘マスコミに乗せられてどんどんヒートアップしていくのです。

前日記者会見まで大先輩を全くリスペクトすることなく、執拗に煽る才賀。ついにはその土俵に乗っていく石川。面白い心理戦ですね。才賀はK-1ファン、キックファンを巻き込んで注目されている石川を「利用して」自分に衆目を集めました。そこにツイッターで谷川氏も乗っかり、石川はイヤでもその流れに乗らざるを得なかったのでしょうね。

希代の迷勝負、才賀紀左衛門vs石川直生をまとめてみた。

できれば、全部上から見てって欲しいです。流れがつかめますよ。そして、面白い。

1、PV



2、インタビュー






3、試合




3つめの動画の石川のコメントが、結構泣けるなぁ。
地上波でさらっと飛ばしちゃった人は、是非この動画を観てほしい。
K-1とはいかに残酷で、そして人生が逆転する舞台なのかということがよくわかる影の名勝負だと思う。

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# by the_kakato_otoshi | 2010-07-07 22:52
番長バンナと弟分のギドンがインド洋で共演! キシェンコ来日!
5月のIt's Showtimeも終わり、ヒョードルも負け、7月5日のMAXも終わって、格闘技界は小休止でしょうか。
K-1のビッグイベントは9月のWGP開幕戦を待たなくてはなりません

さて、3月のWGPでタイロン・スポーンを僅差判定で下した”番長”ジェロム・レ・バンナが開幕戦にむけて復帰戦を行ないます。
また、バダ・ハリとのIt's Showtimeタイトルマッチを制した(といっても反則勝ち)ヘスディ・カラケスに今年勝利しているブリース・ギドンがスペイン人のムニョスと戦います。ルールについて詳しいことはわかりません。ムエタイルールかもしれませんし、K-1ルールかもしれません。
いずれにしても、ここでつまずくわけにはいかない二人でしょうね。

7月23日 ムエタイ・ギャラ・インターナショナル フランス・レユニオン

ジェロム・レ・バンナ(フランス) vs トーマス・ノヴァック(カナダ)
ブリース・ギドン(フランス) vs フランク・ムニョス(スペイン)


で、もうふたつ。
こんな興行も。

7月31日 RISE68 日本・後楽園ホール

アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ) vs 日菜太(日本/初代RISEミドル級王者)
板橋 寛(日本/第2代RISEスーパーフェザー級王者) vs カノンスック・ウィラサクレック(タイ)
巨輝(日本) VS 渡辺理想(日本) 他


8月14日 Krush.9 日本・後楽園ホール

<出場予定選手>
山本優弥(青春塾/K-1 WORLD MAX 2009世界3位)
石川直生(青春塾/第2代全日本スーパーフェザー級王者)


なんといっても、キシェンコがRISEに初登場です! ひゃっほー!!

2008年のトーナメント決勝戦では微妙な「魔裟斗判定」に泣いたキシェンコですが、今年はIt's Showtime王者ディレッキーも倒し、ペトロシアンやサワーの怪我のことも考えますと今年もMAXの優勝候補と言えるでしょうね。
対戦相手の日菜太は、7月5日のFINAL16に選出されなかったわけで、ここは強豪相手に存在感を示したいところ「もし」勝てば9月の欧州予選選出もあるかもしれません。(確率は低いですが)
私はまだまだ日菜太に期待してますので、なんとか食い下がってもらいたいですね。

また、先日のMAXで敗戦した青春塾コンビが、早くも試合を行うようです!
山本優弥は佐藤相手に熱い戦いを展開したものの、反撃が遅かった。ここらへんが彼の課題なんですね。
石川直生は谷川さん曰く、試合後に声をかけることができないほど落ち込んでいたという話です。
今、私がプロモーターで自由に対戦相手を決めれるとするならば、あえてHIROYAか卜部という甲子園勢をぶつけて、「K-1しかやってきてない若者」ヘのリベンジ戦を組むと面白いのではないでしょうか。

才賀が石川直生を食い、卜部が狂拳を食った。
であれば、HIROYAあたりならば全然このレベルについていけると思いますし、谷川さんとしては感触を持ったのでは。K-1甲子園OBvs石川直生7番勝負なんてどうでしょ? 最後は大魔王にして大ボスの野杁(笑)。

でも、63㌔で今一番観たいのは、野杁vs大和!かな。

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# by the_kakato_otoshi | 2010-07-07 16:32 | K-1
K-1 WORLD MAX MVPは才賀紀左衛門。70㌔はベスト8に日本人二人が残る!
K-1 WORLD MAX 感想。満足したという書き込みが多い中、どう書いていいか悩む。キックファンのみなさん、気を悪くしないでください。

<-70kg World Championship Tournament FINAL16>

○長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/K-1 WORLD MAX2010日本代表決定トーナメント優勝)
VS
●アンドレ・ジダ(ブラジル/ユニバーシダデ・ダ・ルタ)


長島はスポンサーを連れてきて、もうすっかりMAXファミリーの大黒柱の一人になりました。

アンドレ・ジダの試合は、実は昨年の4月のブアカーオ戦から観ていません。
ジダにとってはあのとき以来のK-1であり、立ち技の試合でしたよね。

そのブアカーオ戦の印象が強すぎて、印象にバイアスが掛かっていたことを認めざるを得ません。

私の予想はジダでした。1Rからあの重たいパンチでざっくり来られたら、いかに自演乙であろうとも立っていることは難しいと判断したからです。
しかし、ジダのパンチは重いながらも遅く、自演乙が致命的なダメージを受けることはありませんでした。

3Rになって急にジダは失速し、特にボディとスタミナにダメージがあるように感じます。

結果は終盤にまとめた自演乙の勝利でしたが、凡戦と言えば凡戦。しかし、内容よりも勝利が大事な世界戦ですから、これでよかったのでは。

彼なりの「MAXの背負い方」今日勝ったことで次につながりました。

ただ、次の相手はベスト8。佐藤嘉洋や山本優弥と同格以上の相手です。最高ならペトロシアン。

どんな戦いが待っているのか、怖いような楽しみなような。

●中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/K-1 WORLD MAX2010日本代表決定トーナメント準優勝)
VS
○アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ/K-1 WORLD MAX2002世界王者)


テレビではダイジェスト。やっぱり壁は厚かった。。。。
日本代表決定Tでの戦いはなんだったんだと言われないようにこれから頑張って。

○佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー/K-1 WORLD MAX2008世界3位)
VS
●山本優弥(青春塾/K-1 WORLD MAX2009世界3位)


山本は綺麗に戦おうとしているときよりも、ダーティにKOを狙っていくときのほうが断然強くなるのはどうしてだろう。世界でもトップクラスの佐藤を相手に一歩も引かない3Rは、観るものをすべて熱くさせる。
これぞMAXだ……と思いました。

佐藤はパジョンスックのような正面から戦おうとしない相手よりも、絶対に正面から綺麗に打ち合ってくる山本のほうが対策も立てやすく、非常に自信を持って試合をしていた印象を受けました。
パジョンスックにリベンジ、そしてK-1制覇という大目標があります。しかしどうでしょう。昨年、ペトロシアンはこの山本優弥を1Rで全く寄せ付けずに仕留めています。

<-63kg Japan Tournament>

で、次は63㌔。

●上松大輔(チームドラゴン/ISKAオリエンタル世界ライト級王者)
VS
○松本芳道(八景/日本ライト級王者)


ふつうのキックボクシングの試合だったと思う。

○久保優太(アンリミテッド/Krushライト級GP2009準優勝)
VS
●尾崎圭司(チームドラゴン/K-1 WORLD MAX2007日本代表決定トーナメント3位)


上に同じ。

●石川直生(青春塾/第2代全日本スーパーフェザー級王者)
VS
○才賀紀左衛門(アンリミテッド/大誠塾)


今だから書くけど、絶対才賀紀左衛門に勝って欲しいと思ってました。
ナオキックはスケールが小さいんです。
キックルールでDynamiteに出るとか、全日本キックを背負うとか、言ってることが「日本のキックボクシングマニア」を対象とした受け皿から一歩も出てない。出れない。
才賀を「チャンピオンになったことがない」と言って批判したことも正直「はぁ?」で、全日本キックのローカルタイトル取ってある程度の優越感を持っている証拠。

とはいえ、彼がずっとメジャーを目指していたことは知ってます。
ようやく掴んだ舞台だったにも関わらず、さんざんコケにされた上に「眼中にない」と上から目線をキープした甲子園出身の才賀に敗れたのですから、屈辱だったでしょうね。そしてナオキックの背中を押してきたFANの心中もまた……
K-1は残酷だ。

石井館長は「志の大きい人は伸びる」と言いましたが、その意味で志の大きかった才賀が勝ったのは当たり前(と今だから書ける)。体重もいいわけにならないでしょう。
年齢的にも才賀は21歳。伸びシロがあります。
あの足技はやっぱり見事でしたね。


○大和哲也(大和/WBCムエタイルール日本ライト級&WMCインターコンチネンタル同級王者)
VS
●裕樹(リアルディール/初代RISE 60kg級王者)


あっという間に終わったものの、至近距離の打ち合いで非常に内容の濃い一戦。大和哲也恐るべしを魅せつけましたね。正直、KOシーンの攻防戦は速すぎてよくわかりませんでした(笑)。わかったのは、彼の攻撃が非常に正確であるということ。
ただ、裕樹はなぜか焦っているような印象だったのが記憶に残ってます。距離を取って息をいれればよかったのですが。

「豪腕ペンキ職人」とあの紹介VTRは実に「SASUKE」っぽくてTBSらしいなぁと思います。

●松本芳道(八景/日本ライト級王者)
vs
○久保優太(アンリミテッド/Krushライト級GP2009準優勝)


お互いの距離が同じくらいで、なかなか均衡が破れない……と、思ったらハイキック、いやブラジリアンキックが炸裂! 優勝候補の久保が快勝!

●才賀紀左衛門(アンリミテッド/大誠塾)
vs
○大和哲也(大和/WBCムエタイルール日本ライト級&WMCインターコンチネンタル同級王者)


1Rは地上波ではカット。2Rは拮抗状態。とはいえ、若干大和のペースに見える。距離感に苦しんでいるように思えます。なかなか蹴りが出ない。
と、攻撃を散らして最後は左? でごツンと紀左衛門の顔面にヒット。
大和は2連続KOで、紀左衛門は惜しくも準決勝敗退。
でも、よくやったと思う。「口だけで8人の枠に入れてもらった」などと見る目のないファンがよく語ってたけど、それを見事に払拭したと思います。

●久保優太(アンリミテッド/Krushライト級GP2009準優勝)
vs
○大和哲也(大和/WBCムエタイルール日本ライト級&WMCインターコンチネンタル同級王者)


まぁ、観た人にいろいろ語ることはないですが・・・・・ダウンを取って取られて。これが戦いの醍醐味だという試合展開で、満足度の高い試合ですね。久保も大和も、お互いがどうしてもこの試合で勝ちたいという気持ちが出ていました。パンチの正確さと威力の差で大和が勝ちましたが、もし最後まで久保が距離を取って戦っていれば、判定で久保だったかもしれませんね。
久保は「空気を読んで」倒しての優勝を狙いにいったのでしょう。

大和はツイッターで佐藤嘉洋が推薦した選手とのこと。
いるんですねえ。こんなペンキ職人が。


以上で主な試合のレビューは終わります。
渡辺一久? 宮田? うーん。どうなんでしょ。

で、総括なんですが、ファンの方々はみんな結構喜んでいるようですね。特に軽量級をずっと望んでいた人にとっては、感慨ひとしおでしょう。

個人的主観であることを前提に述べさせてもらうと、

面白いキックボクシングの大会だった

という感じです。

こんなことを書くとまた「軽量級はずっと日陰で頑張ってきたんだ。お前如きにわかに何がわかる」と言われるんですけど(苦笑)、今年のMAXでは日本代表決定Tを3本続けて観させられたわけで、やっぱり海外を交えたトップレベルより落ちるわけですよね。
もう日本人同士はお腹いっぱいかなぁ。

今年を通じて見ても、長島☆自演乙☆雄一郎vs中島弘貴がベストバウトだったし、
63㌔は70㌔と決定的に違う「何か」は特にないです。現状では。

キシェンコ、サワー、ペトロシアン、ドラゴ、そしてまだ見ぬ世界の強豪……。日本国内の不思議な選手たち。ヤスヒロ、KID、須藤……。そして彼らと魔裟斗や佐藤嘉洋のような日本のトップとの戦い。
私の好きなMAXはいろんな価値観や国を背負った世界中の強豪が集結して王者を決める過程にあります。

仰天するような経歴のファイターや、わけのわからない戦い方をするファイター、いわば選手の万国博覧会がK-1です。その中から本物の実力者が頂点に立つ。
その雑多なバラエティ感がK-1の正体だと思っています。

確かに63㌔は面白かった。いい試合が多かった。だけど、それは今日日の後楽園ホールでも観れるんじゃないか。
そんな感じがしています。K-1ルールだからK-1なのでしょうか? 打ち合ってKOしていれば、それがK-1なんでしょうか? で、ゴールデンタイム第1弾が成功? とてもそうは思えないですね。主催者がこれを成功だと思っているのかどうか、聞いてみたい。

ああ、上手く言葉に出来ませんね。。。。



いい試合が多かったのに、
満たされない自分に驚いているんです。

その理由を明日以降言葉にしていきたいと思います。できれば、ですけど。


ちなみに、MVPは才賀紀左衛門です。事前も盛り上げ、試合でもきっちりダウンを取って石川を沈めたのは特筆すべきことです。彼がいなければ、少し寂しい大会になっていたでしょう。
卜部も狂拳に勝ったみたいですね。
Krush組より甲子園のほうが強いんじゃないの? っていう意外な結果にずっとK-1甲子園を応援してきた私はとても嬉しい(微笑)。

次点に久保きゅん。

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# by the_kakato_otoshi | 2010-07-06 14:12 | K-1
  

「K-1」についての情報・コラム。ツイッターはEbi_Knight。ご連絡はkorgradiasアットマークmail.goo.ne.jp
by the_kakato_otoshi
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